『子どもの人生は「腸」で決まる』を読みました。
子どものアレルギーや病気を防ぐために親ができることは何か?
これについて信頼できる研究をもとに100の質問に答えるかたちで科学者がまとめた1冊。
本書では、数々の研究をもとに清潔にしすぎることの悪影響を主張し、子どもを良い細菌にさらすことが大事だと主張されています。
腸内細菌が免疫力を左右するということは、もはや常識だと思いますが、その腸内細菌は3歳までの生活でほぼ決まってしまうとのこと。
そこで本書ではどんな生活をすれば、子どもが良い細菌を獲得できるのかということを教えてくれています。
その中から個人的にやりやすい!と思った3つをご紹介します。
- 牧場効果
- イヌを飼う
- 土いじり
牧場効果
子どもを牧場に連れていくべきですか?
イエス。できるだけ早期に、しかもできるだけ頻繁に連れていってあげよう。
これは、町で育った子どもと比べて、牧場で育った子どもは花粉症や喘息などのアレルギー発症が少なかったという多くの観察研究をもとにしています。
牧場での生活では、動物たちが持つ多くの細菌にさらされるため、
それにより発達中の子供の免疫が訓練されるとのこと。
赤ちゃんを動物園に連れて行くといいと言われるのも同じことでしょう。
イヌを飼う
イヌを飼うべきでしょうか?
イエス。しかも早ければ早いほど良い。
イヌが家の外の細菌を連れ帰ることで、赤ちゃんが出会う細菌の多様性と数が増えて免疫が訓練されるとのこと。
ただし、咬まれないように注意が必要。
土いじり
お子さんには自由に土で遊ばせよう(食べても良い)
土壌は細菌の観点から見れば天国のようなもので、お子さんが病気になるような細菌はめったにいない
免疫系を訓練してくれる素晴らしい源泉だし、良い細菌にお子さんをさらす絶好の機会だ
本書で最も強く推奨されているのがこれ。
土には特に、免疫系を強化する菌が大量にいるとのこと。
まとめ
ということで、我が家では週末は動物と触れ合える場所に行ったり
「お庭で穴ほりしよう!」と言ってよく庭に連れ出したりしています。
ただし、毎週末に動物にふれあうぐらいの頻度で効果があるのかは不明。
効果があったらラッキーぐらいの感覚であくまでも楽しむつもりで行くとよいのでは。