絵本の読み聞かせテクニック「PEER」とは?

テレビ、ネット、子育てアプリ・・・
子育てに関する情報が溢れている今日。

全部信用していたらきりがない!
本当に子供のためになる知識だけが知りたい!

ということでエビデンスのある子育ての知識を求めて見つけた本の1つが、
今回ご紹介する『いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる最高の子育てベスト55』

 

 

筆者によると、本書はすべて科学的根拠(研究・実験データ)に基づいて書いてあります。

ただし、研究内容の詳細はあまり書かれておらず、読みやすさを重視してあります。

 

ありがたいことにエビデンスのある子育ての知識を55個も教えてくれる1冊となっております。

今回はその中から個人的に気になった3つをご紹介させていただきます。

 

  • 絵本の読み聞かせテクニック「PEER」とは?
  • 2つのマインドセット
  • 創造力を伸ばす9つの方法

 

絵本の読み聞かせテクニック「PEER」とは?

「PEER」とは、ニューヨーク州立大学のグローバー・ホワイトハースト博士らが開発した幼児の言語発達を促す4つの方法の頭文字をとったもの。

①うながす(Prompt)・・・本について子供に何か言わせる
②評価する(Evaluate)・・・ 子供の答えを評価する
③ふくらませる(Expand)・・・ 言い換えや情報の追加をする
④くり返す(Repeat)・・・ ふくらませた情報をくり返させる

 

絵本に書いてある文字をただ読んで聞かせるのではなく、絵を指さしてたとえば以下のようなやり取りをすること。

親「これはなあに?」
子「きょうりゅう!」
親「正解!これは恐竜のティラノザウルスだね。ティラノザウルスって言ってみて。」

 

「PEER」は発語が始まった1歳半~3歳あたりに使えるテクニックとして紹介されています。

文字が少ない絵本を使うことを推奨されています。

絵を見て子供の発言を引き出すことが大事です。

子供にも参加させるスタイルの読み聞かせを15週間続けると、子どもの口語能力がアップしたというデータがあります。

長期的にも差が出てくるのかは不明ですが、簡単なのでやっといて損はないかと。

特に、絵本を普通に読んでて途中で飽きてしまうお子さんなんかは参加型の方が集中力が保てていいんじゃないでしょうか。

 

2つのマインドセット

スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授によると、子供は次の2つのタイプに分類されるそうです。

  • 成功は、生まれつきの才能や頭の良さの結果だと信じる子
    硬直マインドセット
  • 成功は、一生懸命がんばった結果だと信じる子
    成長マインドセット

「マインドセット」とは、「考え方」のこと。

わずか4歳で、どちらかの考え方が身についてしまっているという実験が紹介されています。

硬直マインドセットをもった子供は、失敗したら自分にはその才能がないと考えるため、挑戦しなくなります。つまり、できそうなことしかしなくなる

成長マインドセットをもった子供は、失敗しても努力で乗り越えられると考えるため、挑戦しやすくなります。

 

じゃあ成長マインドセットを植え付けるには?

結果(才能)をほめず、プロセス(努力)をほめる

 

結果や才能をほめると硬直マインドセットが身についてしまうとのこと。

確かに子供の立場で考えると、「結果をほめられる→成功したらほめられる→成功しないとほめられない→失敗しなさそうなことはやらない」となりそうですよね。

 

[st-mybox title=”キャロル・ドゥエック教授の研究” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

小学5年生の子供を2つのグループにわけてIQテストを受けてもらった

  • 1番目のグループは、「とてもいいスコアね。あなたは頭がいいのね」とほめた
  • 2番目のグループは、「とてもいいスコアね。がんばって取り組んだのね」とほめた

その後、子供たちへのテストを続けると、

  • 2番目のグループは難しいテストに挑戦したがった
  • 1番目のグループは簡単なテストを選びたがり、問題が難しくなると自信を失った

[/st-mybox]

 

他にも、よちよち歩きのころ(1歳2ヶ月)に才能よりもプロセスをほめてもらった子供の方が7~8歳の時点での学習意欲・挑戦意欲が高い傾向が認めらたなどの研究が紹介されています。

 

自分はよく結果をほめてしまうので、気をつけなければ!

プロセスをほめる!プロセスをほめる!プロセスをほめる!

 

創造力を伸ばす9つの方法

いずれの職業でも求められるのは「創造的に思考ができる人間」であることを強調した上で、創造力を伸ばす効果的な方法が紹介されています。

 

  • 興味を情熱に変えるようにサポートする
  • 間違いを許し、歓迎する
  • 視覚芸術(絵画、写真など)や演劇鑑賞、読書をさせる
  • 子供の才能に気づいて、サポートする
  • 成績よりも学習した内容に興味を示す
  • ひとつの問題に対して複数の解決策を考えるようにうながす
  • 解答を与えるよりも解答を探すための「ツール」を与える
  • 視覚的に考える見本を示す
  • 新しい考え方を促すために、たとえや比喩表現を使う

 

例えば、いろんな角度からアプローチさせること。

もし子供が地図に興味を示したら、以下のような手助けをしてあげるといいでしょう。

「子供部屋の壁を地図だらけにする」

「地理のゲームをする」

「粘土で街をつくる」

「珍しい地図を買いに行く」

「地図に外出したルートを書き込む」

「地図を書き換えるアイディアを出し合う」

なるほど、親もかなり頭を使わないといけませんね。

創造力を伸ばすサポートをするのだから当然ですが・・・

 

また、双子の研究から創造的思考能力は3分の1が遺伝、3分の2は訓練で鍛えられることが分かっているそう。

これは頑張ってやるしかないですね!

 

まとめ

  • 絵本の読み聞かせでは子供参加型を心がける
  • プロセス(努力)をほめて成長マインドセットを植え付ける
  • 1つの物事に対していろんな視点をもたせることで創造力を鍛える

 

何も考えずに子育てしてるとできていないようなことが多く書いてありました。

幼少期の働きかけで将来に影響することってこんなにあるんですね・・・

やはり知識って大事ですね。

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この記事を書いた人

熊本を拠点に活動するWeb制作フリーランス。
様々な業界のホームページやネットショップ制作に携わっています。
大学卒業後は10年間、医療人として病院勤務→子供と過ごす時間を増やしたい!をきっかけにWeb制作フリーランスへ。次の目標はWEBマーケ会社をつくり、より地域に貢献すること。

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