就学前の子供の教育は必要か?

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『幼児教育の経済学』を読みました。
著者は、ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のジェームズ・ヘックマン教授。
大規模な研究をもとに就学前の幼児教育の重要性を説いた1冊。

 

 

  • 人間の発達は遺伝子と環境の相互作用による
  • 認知能力より非認知能力
  • ペリー就学前プロジェクト

 

人間の発達は遺伝子と環境の相互作用による

昔は、遺伝子決定論といって人間の行動や性質はほとんど遺伝子で決定されるという考え方が主張されていたそうですが、
最近の研究では遺伝子と環境の相互作用が人間の発達につながるという見方が主流になってきているそう。

そして、その「環境」のひとつが家庭

子育て期の家庭環境が長期的に子供への影響を与える可能性が指摘されているとのこと。

 

認知能力より非認知能力

最近の研究によると、人間の成功を決めるのは認知能力よりも非認知能力が大事とのこと。

認知能力とは、IQや学力などのこと。
非認知能力とは、肉体的・精神的健康、根気強さ、注意深さ、意欲、自信などの性質のこと。

テストの点数がいい人がみんな将来仕事できるかと言うとそうではないみたいな話がありますよね。
そのへんを説明するのが非認知能力だと思われます。

そして、その非認知能力は幼少期に鍛えられるとのこと。

 

ペリー就学前プロジェクト

本書において幼児教育の重要性を主張する根拠となる研究のひとつ。

研究デザイン
・1962~1967年に低所得のアフリカ系アメリカ人58世帯の子供を対象。
就学前教育を行うグループと行わないグループに分けた。
・教育を行うグループは、午前中に2時間半ずつ教室での授業+週1回の家庭訪問による90分間の指導。
・教育内容は非認知能力を育てることに重点を置き、子どもの自発性を大事にした。
・教育は30週間続けた
・教育を受けた子供と受けなかった子ども(対照群)を40歳まで追跡調査した

その結果、教育を受けた子供の方が、

・学力検査の成績がよかった
・学歴が高くなった
・特別支援教育の対象者が少なかった
・収入が多かった
・持ち家率が高かった
・生活保護受給率が低かった
・逮捕者率が低かった

幼少期の介入が長期的に見ても学力や人生にも差が出たというので驚きです。

 

まとめ

就学前に非認知能力を鍛えることによって子供の将来が変わるかもしれないということを教えてくれる1冊でした。

じゃあ子供の非認知能力はどうやって鍛えるのか?

残念ながら本書には具体的な非認知能力の教育法は書いてありません。

別の本を漁ってみますー。

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この記事を書いた人

熊本を拠点に活動するWeb制作フリーランス。
様々な業界のホームページやネットショップ制作に携わっています。
大学卒業後は10年間、医療人として病院勤務→子供と過ごす時間を増やしたい!をきっかけにWeb制作フリーランスへ。次の目標はWEBマーケ会社をつくり、より地域に貢献すること。

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